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≪情報や本舗≫≪NHKスペシャル≫≪脳梗塞治療へ挑戦≫≪放映内容”ビデオ起こし”≫

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2月の朝のことです、登口さん(52歳)は自宅で目を覚ましたとき左腕に突然の痛みに襲われ、夜7時になって近くの病院に行くと脳に繋がる血管【右側の動脈】が詰まっていることが分かったのです!

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この原因で、脳に充分な酸素と栄養が届かず、神経細胞は大きなダメージを受けました【脳梗塞です】!脳梗塞は3時間以内であれは薬で血流を回復させ神経細胞を救う可能性もあったのですが、12時間も経過してから病院に行ったため、命に別状は無かったものの左半身に運動麻痺が残ってしまったのです

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発症してから1ケ月経過しました。左半身に麻痺が残りバランス感覚が障害を受けているため、リハビリ室の床に引いた白線上を真っ直ぐに歩くことが出来ないのです!【左に傾いてしまう】また左手の麻痺は特にひどく、積み木の棒をシッカリと握ることも、腕を前に出すことすら厳しい状態でした
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■2月21日登口さんは新しい治療法≪患者本人の骨の中にある骨髄の幹細胞とよばれる細胞を使い、脳こうそくで傷ついた脳の神経を再生させる試み≫に懸けてみることにしました!治療の担当者は脳神経外科「本望先生」で、早速治療の準備が始まりました。


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■3月19日いよいよ骨髄幹細胞を使った登口さんの治療が始まります。倒れてから一ケ月半が経っています。

【本望医師】 「座れます?」「今日これからもう少しで細胞治療が始まりますが、今の気持ちはどんな感じですか。」

【登口氏】 「直ると考えています。楽しみです」

 ≪再生医療チームは、脳の写真を撮り最終確認!≫

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上の画像がその脳の断面の画像です。【画面をクリック!拡大】白く見えるところが脳梗塞で神経細胞が傷ついる部分です。ここは左半身に運動の指令を伝える場所のため登り口さんは左手が思うように動かせません。画像で白く見える部分に変化が見られるかどうかに注目します。 

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体内に注入される骨髄幹細胞の用意されました。この袋の中におよそ1億6千万個の細胞が詰まっているそうで、数を増やした方が高い再生力が期待できることから取り出した細胞を培養して1万倍に増やして使うらしい!

     ≪午前11時体内に投与≫

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通常の点滴と同様、腕の静脈から少しつつ入れていき【その間、50分ほど】無事終了!骨髄幹細胞は血液に乗って全身を循環しその一部が脳梗塞の部分に到着し神経細部を再生すると期待しています。運動麻痺どのように回復していくか?の経過観察・・・

    ≪5時間後、脳の内部を見るMRI画像検査≫

本望医師がMRI室で見た画像には、驚くべきことが!

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【本望医師】 「どうですか?」

【放射線技師】 「考え難いんですが…、フレアの信号が違うんです。明らかに小さい…」

【本望医師】 「本当だ、小さいね」

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脳梗塞の部分(白いところ)が、わずかばかりですが小さく見えます
治療直前の画像が左、治療後の画像が右で、これまでの医学の常識では発症後一ケ月半も過ぎれば多くの神経細胞は死んでいると考えられていたわけですから、この画像の変化から察するに、その常識をくつがえすものです

【本望医師】 「この辺に運動の繊維(神経)が走っているので、ここが良くなったら まひも良くなる」

■3月20日
朝6:00の回診時間!

【本望医師】 「どうですか?」

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【登口氏】 「指が動くようになりました。」「手を開いたり閉じたり」「これもまったく出来なかったですからね。」


【本望医師】 「何時から出来たかの?」


【登口氏】 「朝、動かしてみたら動きました」


【脳梗塞になってから一ケ月半、動かなかった左手の指が一晩で動き始めたことについて・・・】

【本望医師】 「画像の所見と臨床症状があっているので治療の効果と思う、骨髄幹細胞が関係し、弱った神経細胞を元気づける働きと考えられる。脳梗塞の部分に到着した骨髄幹細胞が神経栄養因子という物質を出し傷ついた神経細胞を回復させたと云うことに!」


■4月4日
腕の動きが見違えるほど、素早くなり積み木の棒をスムースに移動できるようになっていました。

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■4月11日
歩行のほうは以前とは全く違って、崩していた左半身マヒのためのバランスは回復して、左に傾くことも無く真直ぐ歩くことができます。


【登口氏】 「ごくあたりまえのことが出来たら嬉しい。ほんとの赤ちゃん気分でしょうか、立って歩ければ嬉しいでしょう、そんな気分で…」


臨床試験でのたった一回の骨髄幹細胞投与で、日に日に回復していく登口さんの姿を愕きをもって見つめていた札幌医科大学リハビリテーション医学教授は・・・
【医学教授】 「一番の印象としては、そんなに急に変わるものか、こんな事があるか、そんな幹細胞を入れて24時間とか48時間のそんな短時間で急に機能が上がることがあるのか、それが一番の驚きでした。…」


■5月20日午前
左手は更に回復していました。握力も8kgまで戻ってきました。日常の細かな動きも苦になりません。食事に添えられる海苔の袋も開けることができます。1ヶ月前口を使って割っていた箸、力強く割ることが出来ます。さらに今までは手を動かすぞと意識しないと動かせない左手が自然と動くようになってきました。


【登口氏のコメント】 それぞれの行動が無意識に出来るようになった。考えなくても動くようになった。前は本当にできなかった、すべて命令しないと!

■5月20日午後 
昼食の後、登り口さんは病院の周りを歩いて見ることにしました

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【作業療法士】 「それじゃあ、難しいところに行ってみましょう。登ってみましょう。いいですね。」
 ≪病院の敷地内の傾斜の在るところを作業療法士=OTと歩いたところ、起伏のあるところでもバランスを崩さずにシカッリと歩けました!一人でも歩くことが可能ななれば、仕事への復帰という希望も見えてきます≫


【登口氏】 「歩いて自分なりに自信はついてきました。そろそろ復帰したいなと思っています!そのためにも、二踏ん張り位いしないと…」

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治療前、治療直後、治療1ヶ月後の脳の断面画像です。登口さんの脳で梗塞の起きている箇所で、時間の経過とともに白い部分が狭くなっている変化がはっきりと分かります!骨髄幹細胞が長時間脳の回復を促し続けている【骨髄幹細胞は新たな血管を造り神経細胞を回復させる】と考えられると本望医は言います 

治療前と治療1ヶ月後で脳の血流を比較してみると、赤く見えるところが血流が滞っているところで治療1ヶ月後では、赤いところが減っている!と言う事は血液の流れが良くなっているということですね。
本望医師は血管が新たに出来たことで血流が増え傷ついた神経細胞の回復が更に進んだと考えています。
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■ 8月22日
登口さん退院!!!

【本望医師】「今回、細胞治療をして、実は、我々が固定した(死んだ)と思っている脳の領域がまだまだ活動していて、しかも治療に反応する可能性があるという事が分かったことは大きいことですね」

■10月1日
職場復帰を果たしました!!!

10月26日学会で、この骨髄幹細胞の臨床試験の最初の報告があったそうです!治療を受けていたのは登り口さんを含め8名、そのうち強い運動麻痺があったのは6人です。全員に症状の変化が見られている途の事です【登り口さんの他にも麻痺していた左手が動くようになった例が!】今後も続け治療の効果や副作用がないかどうかについて検証していくそうです。札幌医科大学付属病院の脳神経外科の宝金教授は次のようにコメントされています

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【宝金教授】 「最悪の場合だったら、細胞が勝手気ままな行動をして腫瘍になってしまうとか、そう言うことが少ないが可能性があるので、2年位スパン長さでは見て頂かないといけないと思っています。」

2003年2月19日、アメリカ医師会(JAMA)の雑誌に注目に値する記事が掲載されました!これまでは通説だった脳細胞も含め神経細胞は再生できないと言われていた説が翻されたたのですから!この事実は人間の脳を修復したり再生したリする可能性に関する革命的な発見でした!【もっと読む!】 ←クリック

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この発見は、自らの体に秘められた再生力を解き明かし始めました。
【1500年頃にパラセルサスという医師は”すべての人類が必要としている健康と癒しは、神によってもたらされます。人生に於ける大きな挑戦とは、それを発見することなのです”】その再生力にはどれほどの力を持っているのかと言うと、答えは私たち自身の体のなかにあります。【NHKスペシャルのこの放映の最後のまとめのコメント】

【作成・著作NHK札幌】 
コーディネーター:ベティナ・ポスト小林ディレクター:青柳由則、阿久津哲雄、制作統括:阿部正敏、松本俊博

   

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