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≪情報や本舗≫≪きまぐれ学問所≫≪星新一≫≪真人生の探究の書評≫≪天風会機関誌「志るべ」≫

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若々しく生きるための”かわら版”≫⇒糖鎖情報や本舗


ショート・ショートの作家と言えばすぐに、故星新一と思いつく!著書の「きまぐれ学問所」のなかで”真人生の探究 ”について書評を書いています(平成元年6月初版のP109~P128)

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”真人生の探究”は「中村天風」著述の(著述本は7冊と言われている)天風翁が体系化した「心身統一法」の真髄を天風自身が最初に書き下ろしたものである

Aaasekaib【星新一】⇒

「星新一」の父「星一(はじめ)」」は星薬科大学の創立者で星製薬の創業者であり、また熱心な天風会員だったことから、真人生の探究も手元にあったのであろう


その書評が天風会機関誌の≪志るべ≫(2007nenn 2月号)に抜粋掲載されていたのをコチラに再掲します。

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          【人生について】

「あなた、なぜ、この世に生きているのですか」こう声をかけたら、相手は怒るだろうな。無価値あつかいされたと思って。

「自分が人間として、いま存在しているのだということを、考えたことがありますか」

すこし丁寧になったが、まわりくどくなった。しかし、突然こんなことを聞かれたり、文を読まされたりしたら、戸惑うのが普通だろう。ユーモラスに答えようとする人も、いるだろう

…中略…
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正直いうと、ある本を読んでの、紹介と感想なのである。中村天風著「真人生の探究」天風会ー初刊が1947年とある、内容について、少し先をつづける。現代人の生活法を見ると、およそ四種類に大別できるというのが、著者の意見。

■≪本能本位≫

■≪感情本位≫

■≪理性本位≫

■≪信仰本位≫

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簡単な説明をつける。

【一】の≪本能本位≫は、気ままな生活で、犬や猫より、野生の動物に近い。動物にも労はあろうが、人間社会は安易になりやすい。

【二】の≪感情本位≫のは、目的も方針もなく、その日をすごす。わがままで、自制心がない。その日を、週単位、月単位に拡大しても、大差はない

【三】の≪理性本位≫のは、少しは高級のようだが、心身の矛盾を起こしやすく、つまらぬ悩みをもつことになる。
人間は、理論だけで生きているのではないのだ。

【四】の≪信仰本位≫の生活。正しい信仰なら最良といえるが、はたしてあるのか。神や仏に祈って、特典を受けたいというのは、人生にとって好ましいものではない。安易な方法。以上の四種。

どの人たちも、落ち着きがなく、つまらぬことを気にし、不平を口にしている。向上的とはいえない。

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このへんで、警戒心をゆるめてください。著者の中村氏は、決して独断的な信仰を押しつけようとはしていないのだ。大衆感覚を大事にしているこれこそ有益と思うに至った生活法を、多くの人に役立たせようと、まじめに書いている、すなおに理解できる

…中略…

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それにしても、なんでこんな本を読み、しかも紹介する気になったのか、私の父と親しかった、ある男の人がいる。かなりの高齢だが、社会的に活動している「としを聞かれるのは、かないませんな」と言う。それにしてはお元気でと、くだらぬ会話につきあわねばならない。感覚的に若いのだ

 …中略…

昭和60年印刷となっている。つまり、1947年、昭和22年にでた本を、新鮮として作り直したものだろう。これ以前にも覆刻はあったのかもしれない。著者のまえがきも、1947年とある。その時のにくらべ、手直しの量はわからない。最初の出版では当然、旧字旧かなのはずだが、現代風になっていて、読みやすい。表現にいくらかの加筆はあるのだろうが、内容は一貫している。

 …中略…

私の父も、講演会が好きだった。戦前、つまり昭和20年より前の時代は、情報の媒体が限られていた。印刷物がほとんど。さらになにかを伝えたいとなると、人を集めて話すしかない

 …中略…

逆算すると、大正の中期から、講演会を始めたことになるが、そんな印象は受けない「精神と肉体の統一が理想である」 というのが、最初のテーマ。楽器も大切だが、演奏者の腕も重要。

 …中略…
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スポーツ選手で、すぐれた肉体の主でも、競技の前夜に安眠できない人がいる。しかし、精神本位がいいとも言えない。座禅をやっても、すぐ高度な心境になれる人など、そうはいない。心の乱れが簡単に制止できるものなら、人生でだれも悩まない


こういう話の運びが、著者の中村天風氏の魅力となっている。ジョギングに夢中になっている人。書店に並ぶ、ストレス解消法の本。それらへの批判を感じるが、本書の刊行された時、それ以前の講習会を考えると、感嘆するしかない。心や感情が、身体に関連しているとも書かれている。当たり前と私たちが思うのは、ストレス学説を知っているからだ。


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カナダの医学者セリエが、その研究をはじめたのが1936年。昭和11年だ。日本の医学者、杉靖三郎がわが国にそれを紹介したのは、昭和20年代の後半ではなかったか。

セリエは肉体への刺激を、痛みや熱など、外的な要素から手をつけた。それを怒りや恐れといった情動までひろげ、副腎アドレナリンの分泌で、体内に影響を及ぼすと発展させたのは、アメリカの学者キャイン


Aaaaa中村天風氏の着眼は、その先駆をなしている。日本人は物まねばかりと、軽々しく言うわけにはいかない。

・・・・・・・・≪この書籍はすでに絶版となっている≫

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