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≪不運な名前≫≪副題「藤田組贋札事件」≫≪松本清張≫≪情報や本舗≫

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定山渓にて開催された40期の同期会の帰りの途中で 高校時代からこころ易く今なお続いている”東京いわみざわ会会長”「金子邦彦」くんから携帯に着信が・・・

岩見沢の近況噺と 話がはずむ中 彼が「おい、「川端康成」の「雪国」覚えているだろう ”国境の長いトンネルを抜けると雪国であった・・・”あの書き出しスタイルでこの小説も ”三月末の或る雨の日、安田は岩見沢の駅で降りた・・・”といきなり”岩見沢”が登場する小説がある事を知らせたくてね」

「それはビックリ・ニュースだね 岩見沢に関わるわれ等にとっては 耳寄りで 伝えたくなる凄い話だよね 本当の話か? 誰、誰、誰の小説?」受話器の中から聞こえてきた名前にさらにビックリした なんと高校の頃から読み漁った「松本清張」の作品だというからなおさらだ

 

 

帰りがけに区の図書館に立ち寄り本の検索ではこのタイトルでは無い 司書に調べてもらうと 「清張」の”疑惑”というタイトル本のて文藝春秋から中篇「不運な名前」を併録して発刊されているというのだ

「疑惑」というタイトルで見つかった早速借りることに 家に帰り両方とも読み終えた後 岩見沢で始まる冒頭を前段 写し書きしてみた  ⇒
以下に

【冒頭の書き出し】はこうである

三月末の或る雨の日、安田は岩見沢の駅で降りた。昨夜泊まった札幌を今朝早く発ったので、着いたのが午前十時ごろだった。手提鞄一つを持ち、タクシー発着場にならんで三十分くらい待った。雨降りのため客の列が長い、安田は肌寒いなかで駅前商店街の雨で暗い風景を眺めていた。岩見沢は前に旭川へ行くとき通過したことはあるが、降りたのは初めてであった。ようやく順番がきて、走り戻ったタクシーに歩み寄った。雨滴が首筋に冷たかった。行き先の月形町の名を云うと、運転手はアクセルを踏んだ。方角は西だった。ヒーターの暖気と雨で白く曇った窓に朦朧とした町なかが過ぎると、広い田園についた直線道路が流れてきた。フロントガラスをワイパーが拭いた透明な扇形の中に、耕された冬枯れの原野がどこまでも続くが、山らしいものはまだ見えなかった。地図では丘陵の裾が目的地であった。

      (松本清張「不運な名前」(1981)より〜松本清張『疑惑』(文春文庫,2013)144-145頁)



あらすじ

1980年代初頭、月形町にある樺戸行刑資料館(現在の月形樺戸博物館)に、3人の訪問客がやって来た。一人はルポライターの安田。もう一人は福岡の元高校校長の伊田。京都の私立女子大学助教授の神岡。偶然出会った3人は、熊坂長庵の「観音図」の前で、明治時代最大の贋作事件でもある「藤田組贋札事件」の真相にせまる。

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文庫本のページ数で15ページほど目的地の樺戸集治監(月形刑務所)について作者らしい、事細かに書いてある この作者はよく本の中でいきなり注釈をいれる。今回のような長いのは初めてである

                    

作家「松本清張」自身が昭和55年に 岩見沢を訪れ月形に行ったという記録があた





さて本題に戻ると月形刑務所にまつわる集監されていた受刑者(聞き覚えのある極悪犯たち)のエピソードを交えた注釈?のあとーーーーこのとき、テープの場内アナウンスがはじまった。「みなさま、本日はようこそ、この北海道刑務資料館へ………

≪清張お得意の挿入注釈≫

1903(明治36)年、日本の監獄制度が大きく改められ、特別な囚人を収容する「集治監」という施設が廃止となりました。 以後樺戸集治監は「樺戸監獄」という名称となり、一般の監獄のひとつとして、司法大臣の直轄下に置かれていました。

熊坂長庵が収監されていた樺戸集治監(現在の月形樺戸博物館)

昭和57年文藝春秋の発刊   藤田組ガン札事件を岩見沢駅に降り立ち刑務資料館を観覧し始めていた「安田」というおとこと既に来観していた女性観覧者の「神岡」という女史  そしてアナウンスが始まるやいなや、怒鳴りごえを上げて館内に飛び込んできた初老の「伊田平太郎」元高校校長とが当時(明治の初め)にさかのぼって推理、推察を行って真実に迫ろうという推理小説であろう

🔲「不運の名前」で検索しても「疑惑」に行きつく?文藝春秋新社、1964年) - 長庵と藤田組贋札事件をモデルにした短編小説で書店で「疑惑」を購入すると読むことが出来るよ
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