≪Tenboss mori≫≪頭山満翁についてその歴史≫≪中村天風≫
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中国宋代の禅宗により考案され 仏道入門から真の悟りに至るまでを10枚の図で示したものが「十牛図」です 「十牛図」は 本当の自分とは何か を探求し、心の修練過程を十段階に分けて解説した禅書。(天風の「盛大な人生」の中にも収録してあり)いま 自分は 十牛の何番目だろうと、自覚し努力を続ける
以前にが十牛図の一から十までの天風翁が講演でのテープ起しを 差し上げていた友人が 十牛訓の「つかみ」を要約して、易しく解説しててくれましたので以下に
≪中村天風翁も次のように語っています「十牛の教えというのはね。それを難しく聞いた人は 禅の坊さんが難しく説いたおかげで それがために 耳を傾けて聞こうとする者が少ないんだろうと思うんだ それを私はできるだけ「くだけて」語っている≫
第一図「尋牛」
病なり運命なりに突き当たって、良くなる方法はないだろうかと 探し始める
第二図「見跡」
牛をたずね求めて、山、また山と探しまわって、牛の足跡を発見。教典や語録で 手がかりを見い出したという意味。 「こんな 良い本があった!」。 こんな教えを聞いた!
第三図「見牛」
ようやく牛を見つけた。自然の摂理をわかりかけ、やや安心の道を見出した様に感じた。正しい人生観や宇宙観を おぼろげながらも考えだした時の喜び
第四図「得牛」
苦心惨憺の結果、牛を捕まえた。が しかし牛は もとの山の奥に逃げ帰ろうと 暴れる。逃がしてなるものかと 一生懸命に努力して、引っ張りっこしている
心身統一法の方で言うと、教えを一通り聞き、実際方法もやるにはやったが、健康や運命上の出来事が新しく顔をだして、全部が自分のものに完全になっていないように思う。 延々と努力するという状態。
第五図「牧牛」
本当の自分を知らない自分に気づき 牛(心)を飼いならして、育てあげようとする図。悟りを開くのは易しいけど、それを続けていくのは難しい。目的とするより 楽しみにする。
第六図「騎牛帰家」
荒牛も、次第に飼い主の思うように馴れてきて、背中に乗って、のんびりと笛を吹いて、牛と共に楽しみながら家に帰れる様になった。心身統一の 正しい境地に生きられるようにり 命の力を発揮できるようになった「安心立命の大義はらしくする」学んだ者らしくしなさい。
病になってる者は、現在 もうすでに病が治った気持ちに なりなさい。理想の成就は、頭のなかで 出来てない事でも 出来きた格好にしてしまう。不平不満もなく、純一無雑な、きれいな気持ちで生きている。それが騎牛帰家。
第七図「忘牛存人」
(今まで一緒にいた牛がいない。)牛と一体に為って居るので 別に気づかない今まで求めていた牛(自我の本質)が、自分自身であった という事。今まで熱心に求めていた真実の人生が、今まさに その人と一体になった。
殊さらに 幸福な人生を考える必要がない。既に 共にあるのだから。自分を忘れて 物を忘れて 道を見ている。
第八図「人牛倶忘」
人も牛も 共に忘れちゃった。何もない。修養が進み、迷いも 悟りもない 聖人も 凡夫も 善人も 悪人も ない。病も薬も、名誉も地位も、金も物も、全てが心から離れた状態。恬淡明朗、颯爽溌剌。仏性独朗(仏性はひとり朗らか)ただの人間と同じ様にしか見えない。が 何か事がある時だけ 違うのみ。
第九図「返本還源」
修養もしつくして、本然に返る。何の塵も汚れもない、清浄無垢の姿 霊性世界の生活が完全にできている人人生の出来事は何でも、突いてくる刀と同様に、受けず、流して 相手にしない。「大賢は愚の如く、大人は小児の如し」。
第十図「入鄽垂手」
布袋さん ニコニコし 霊性生活 常に 誠と愛で 人間としての正しい境涯を生きている
第八図までが、自分の願い。九図と十図が 利他のために生きる命ができる。自己より他の為を先にする正念を 心のなかに求め 魚一つ食べる時でも、心の中で、「有難う御座います」と言って食べる正しいことを言ってさえすれば 共鳴した者がくっついてくる。
他人に勧めて来ないようだったら、できてないのだ。どんな些細なことでも、自分一人で決して成しあげる事はできない。修行の階段を、牧童と一匹の牛の絵にたとえて教えている。自分は 十牛の何番目にいるかを考えて 努力を続ける。
「十牛図」要約;2019.03.17
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中村天風の幼少のころの呼び名が「三郎」と呼ばれていた また「三午(さんご)」とも呼ばれていたようである 天風が後に自身の言葉で語っているのだが1歳から7歳ぐらいまでの記憶はハッキリとは存ぜぬ話になるが 「三郎」「三午」と呼ばれていた呼び名が「天風」となったのは
7歳以降に九州福岡の旧福岡藩士らによって結成された「アジア主義を」貫く政治団体「玄洋社」に預けおかれた そこの主宰であった「頭山満翁」に得意とするものがあるかと 尋ねられ江戸の上屋敷で手習いの武道「隋変流」(居合&抜刀流))を披露した際に
この居合抜刀術こそ天風の血筋で繋がる福岡柳川藩9代藩主「立花宗茂」が宗家「隋変流」である
頭山王が「その術の名前は」と尋ねられ「抜刀術”天つ風”と言います 頭山王はすかさず「三郎とやら今日からおまん(お前)は「天風(てんふう)と名乗れと言われたのが経緯でしょう
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「中村天風」と遭遇した時、あなたは、どんな態度にでるか。拒否か、それとも信服か、私は強い関心をもつ 一人の人物やその思想を理解しようとするならば「中村天風」という人物は,われわれの日常的な体験や学校で教える学問の領域を、はるかに超えているからだ
明治9年生まれ まさかの2022年存命していたなら145歳である 沢山の口述本が世に出回り自筆の本もおよそ7冊ばかり若くして当時の流行り病「結核」に罹病 特にギャロップ性肺結核という先ずは命を取り留めることはないと言われた”やまい”である
なんとかいのちをとり止めたいと密航までして(肺結核患者の渡航は許されていなかった)アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・と望む答えを見つけたいと渡り歩く見つけ出すことは出来ず あきらめてどうせ死を迎えるなら母のいる真直に富士の見える日本に戻ろうと決意し 生まれし想いで多き故郷に舞い戻ろうとしたのである
航路途中のスエズ運河にさしかかった時 まさに冒頭の書き込みの・・・遭遇した時 あなたは・・と同じことが起きたのである「中村三郎→天風」は強い関心を持ち信服したのである たった一つの言葉「イエス サーテンリ― サー!」と・・・
詳細はネット検索 良し! 多くの本を読み漁るも良し! 護国寺に財団法人「中村天風会」の会館があります尋ねられるなら行って検索するも良し!答えは多々あるはず 私は後に天風会の理事長となった「宮田興子」さんからわたし自身のここまでの体験や教わった学問の領域をはるかに超えた「中村三郎いな中村天風」の人となりその生き方をうがい その時数冊の本までいただき読み終えた後に残った二文字が「信服」であった
哲人天風に心酔し信服の札をあげたひとは100万人を越えている
その殆どの人は大正の初めに哲人天風が「心身統一法」という教義を多くの人々に伝え始めて時からのこと故
当時にしてみれば名だたる著名人ばかりであるが 現在にその名を持ってきても侯爵・男爵・子爵等々 そして
軍隊ありしの日本故 御前会議にも列席するような陸海軍のお歴々 また時の宰相や大臣・名だたる検察官等の
官僚と列挙にいとまがない そこで旬な話題・時の人である「大谷翔平」くんが中村天風の口述本ではあるが
「運命を拓く」という特に天風会員であれば読んでいない人は皆無であろう”本である”
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公益財団法人「天風会」の北海道賛助会の代表を長きに渡って務められてきた「宮田興子」代表が2014年、任期満了の「尾身幸治」理事長の後任として、新理事長に就任された!
≪若々しく生きるかわら版≫ASEAの公開資料
2014年11月8日(土) 16:30~18:30 札幌サンプラザ 特別講演会「公開講演会(命の力・心身統一法)」
村里 泰由講師 ≪村里先生は「天風会」専務理事となられました≫
2007年1月14日(日)午後3:00から「中村天風」氏が、在りし日”元気・溌剌・颯爽”たるビデオ鑑賞!【無料公開】
午後4:00からは名古屋大学名誉教授の「御橋広真」氏による「天風教義」と言うか「天風哲学」「天風道」と言うか捉え方次第ではありますが?講談社から出版されてベストセラー「運命を拓く」・・・中村天風氏の口述本・・・に書かれている「第一義的人生とは、いったい・・・」?とこの一幕から始まります【こちらの講演は受講料1000円】
そして午後6:30から「尾身幸次」財団法人天風会理事長を、お迎えしての「天風先生の教えと新たなる決意」を演目のお話をしていただいての”新年会”へと【こちらは会費4000円】
・・・・・・・尾身理事長は現財務大臣ですのでSP付きで、ひょっとして、会場周辺は物々しさがあっても!新年会の会場内は”溌剌!颯爽!”でしょうね!「尾身理事長」は「晴れてよし、曇りてもよし、富士の山・・・」この言の葉がお好きだそうです!
主催―(財)天風会 北海道賛助会 (代表&(財)天風会理事ー宮田興子)
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【アサナ法】・・・・・天風会が教えている身体修練法として,アサナ法がある。
アサナ(asana)とは,印度では,姿勢という意味の語である。アサナは、元々は瞑想のための姿勢を表すものアサナとは運動のことではなく、姿勢や体勢のことです
ヨガでは,アサナを「体位法」という意味で使っている。ヨガの体位法には,様々なポーズ(姿勢)がある。立ったポーズがあり,臥したポーズもある。逆立ちのポーズは人々の良く知るところである。座ったポーズは坐法といわれこれもアサナの一つである。
アサナは❶筋肉や関節そして内臓など,身体強化のためのアサナと ❷瞑想のためのアサナに分類される ‥‥ヨガでは”アーサナ”というらしい
天風会で教えているアサナ法は,簡単で,明快である0 これも文字で説明するよりは,日曜行修会や夏の修練会などの現場で指導を受けると1回で習得できる。ヨガのアーサナは多くあるが 別に奇異なポーズではない。
このアサナ法を実行すると,筋肉や関節が強化されることはもちろんであるが,天風会のアサナ法はいかなる姿勢でも,クンバハカ体勢(神経反射の調節法)を確実に取り得ることを主目的としてなされるものである
アサナ法は瞑想状態に入りやすくなるという アサナで身体を動かしたあとに瞑想をすることはとってもいい塩梅なんです ただ漠然と瞑想を始めるよりも、心のざわざわなどがなく、すんなりと入れると
普段の生活では、心の作用が働き 人はたくさんの決断を毎日すると同時に、沢山の迷いも蓄積されますよね それが座って落ち着けたときに、勝手にやってくるのです
アサナは座る体位らしいアサナや呼吸法をやってから座るとそれらが沈静化されるというのです そしてあわよくば、消化されるのですね 座ったポーズは坐法といわれ これもアサナの一つである。このようにして、アサナや呼吸法を行ってから瞑想へと繋げると、心奥へとすとんと繋がる事が実感としてわかるようですよ
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❶ 「呼吸操練」・・・・・まずはこの呼吸法の”取説”とその生理的効果を列記
(1)【踵(かかと)上げ】 ⇒自立神経を強くする1.踵(かかと)を充分に上げるから,腓腸筋(ふくらはぎの筋)は緊張する。踵(かかと)を下ろすと、筋の緊張はゆるむ。
2.腓腸筋緊張や弛緩の情報は,大脳へ伝達される。
3.脳の刺激により,意識は目覚め,明瞭度を増す。
4.欠伸(あくび)や伸びして,意識が明瞭になるのと同じである。
5.クンパハカ体勢をして,空気を吸い込むから,呼吸は深くなり,充分な空気を吸い込むことができる。
6.呼吸活動が活発になると,心臓や血流など,循環系のはたらきも促進される。
7.呼吸系や循環系が活発になると,内臓に分布している自立神経系の活動も,活発 化し強化される。
(2)【指はじき】 ⇒神経を活発にする。
1.指を,強く,瞬間的にはじくから,抹消の運動神経も活発に作動することになる。
2.抹消の運動神経の活動により,中枢神経である脳もいきいきと活性化される。
3.指はじきの間,呼吸はしばし(6~7秒)停止のまま,保留される。そして一挙に,爆発的に吐き出されるから,肺気胞は圧力的に刺激を受け,肺気胞内での酸素と炭酸ガスとの交換(肺呼吸)は活発に行われる。
(3)【息吹(いぶ)き】 ⇒肺呼吸と組織呼吸を旺盛にする。
1.充分吸気して,クンパハカ体勢で全身を充実させてから,全身の筋肉を,小刻に振動させることにより,毛細血管にも振動を与えつつ,いきみ出すように息をはく。いきみ出しは肋骨筋と肝の収縮力を強める。
2.この呼吸法により,肺呼吸と組織呼吸(組織での炭酸ガスと酸素との交換)は旺盛になる。
(4)【胸たたき】 ⇒肋骨と肋骨筋を強化し肺気胞を刺激して肺の機能を促進する。
1.肋骨の間に指先を入れて,肋骨筋を強くこすり,刺激を与え,肋骨と肋骨筋を強化する。
2.充分吸気をして,クンバハカ体勢で息を止め,保留したまま,両方の手のひらで,胸を5~6回叩き,7億5千万個の肺気胞に刺激を与え,肺臓内でのガス交換を活発にする。
3.胸を叩き終えたらすぐ,両腕を急速に上に伸ばし,腕を横から,手のひらを下にして急速に下ろすとともに,息を爆発的にはく。
4.この呼吸法により、胸部拡張力および収縮カを強化して,肺の機能が促進できる。
(5)【背さすり】 ⇒背部の助骨と肋骨筋を強化する。
1.肩を引き,手首を反らし,両手の親指をつけて,腰にあてる姿勢をとると,胸は張り,胸廓は充分に拡張される。
2.そして吸気しながら,踵をあげつつ,背部肋骨と側胸部をこすり上げるから,背部の肋骨と肋骨筋が強化される。
3.前で合掌した手のひらを,押し合わせるようにすると,胸筋が緊張する。さらに合掌した指先を自分の胸の方に倒しながら,下におろしてゆくと,さらにまた胸筋が強化される。
4.この呼吸法は,背部の肋骨と肋骨筋を強化するとともに,前胸部の呼吸筋をも強化して,胸廓の拡張カ,収縮カを増強して,呼吸活動を旺盛にすることができる。
(6〉【腕開き】 ⇒胸腔を拡張し,呼吸機能を強くする。
1.この呼吸法のポイントは,肩を後方に引き,左右の肩胛骨を接触させることである。
2.普通に,両腕を左右にいっばい開くと,180度は開くことができる。左右の肩胛骨を接触させておいて,両腕を左右に開くと,200度以上は可能になる。
3.胸腔が拡張するほど,吸い込む空気量は多くなる。
(7)【膝曲げ】 ⇒血液の楯項を促進する.
1.今までの呼吸法は,踵を上げたり,腕を挙げたりして吸気をしたが,この呼吸法は膝を曲げ,屈むようにして,吸気するところが特徴である。
2.身長160mで,体重60kgの人の平均全血液量は,4.5lから5.Olである.全血液量の1/2量は,腹部内臓に分布されている。全血液量の1/4量は,頭部に分布している。
脳には740億個の神経細胞が活動している。神経細胞は,特に酸素を多く必要とする。全血液量の1/4量は,筋肉や組織に分布されている。
3.酸素や栄養を全身へ運ぶのは血液である。血液循環は停滞してはならない。
4・クンバハカ体勢をとり,吸気をしながら,手の甲を前にして,徐々に強く握りしめ接近させ,膝も徐々に曲げながら,足の爪先で中央にすり寄る。
ここでクンバハカ体勢をとって,しっかり決まると,全身の血液循環は促進されて,顔は“金時の火事見舞’’と言われるほど,紅潮する。
(8)【清め】 ⇒肺細胞を清浄にする。
1.私たちが日頃,自然に出し入れしている呼吸量は,400~500mlである。通常呼吸量という。通常呼吸の400mlを吸っても,さらに意識して吸い込むと、1700ml程度は,余計に吸い込むことができる。これを補気という。
通常呼吸量の400mlをはいても,1600mlは,はくことができる。これを貯気という。
私たちが,肺臓内の空気をすっかりはいたとしても,7億5千万個の肺気胞があり,肺気胞は空にならない。空気は入れ替わりながら残っているのである。その空気を全部集めてみると,1000mlはある。これを残気という.
私たちが空気をいっばい吸って風船を膨らませようとするとき,風船内に吹き込むことができる空気は,補気の1700ml,通常呼吸量の400ml,そして貯気の1600mlで,計3700ml程度である。これを肺活量という。肺活量の大きいことは,酸素を多く取り込むことの第一歩である。私たちは,胸核を拡げ,横隔膜を下げ,肺臓内に多量の空気を吸い込むことができるようにしたいのである。
2.私たちは日頃,大きな呼吸は余りしていない。いつも通常呼吸量の範囲で生きている。肺気胞内の空気をすっかり交代させるほどの深呼吸は1年に何回もしていない。そんなことはないと思うが,無精者の肺気胞の中には,昨年の大掃除のときの空気が残っているかもしれない。
私たちはいつも,肺臓内に新鮮な空気を送り込んでおきたいものである。この呼吸法は肺臓内を清浄にするとともに,肺活量を大きくすることができる。
(9〉【気合い】 ⇒音声を強大にし,喉のカの強化。
1.声の小さい人は弱々しい。口ごもった不明確な発音では,自分の意思も相手に伝わらない。私たちは,しっかりとした声で,明確な発音をしたい。
2.喉頭部にある声帯を振動させることにより声が出る。声帯は呼吸による空気に寄って振動する。私たちは,しっかりした呼吸をして,力強く,明確な声を出す訓練をしよう。
3.ここでは,クンバハカ体勢をしっかりとり,VEY(ヴェイ)と発音する,この発生は咽喉から腹に響く。
4.天風先生のお声は,力強く,渋くてしかも艶があり,人をひ魅(ひき)つける響きがあった。
この呼吸法を通じて,私たちも魅力的な声の持ち主になろう。
≪呼吸操練の実施の注意≫
1.呼吸操練を実施するときの呼吸の仕方は,吸うときは口から、はくときは鼻からを原則とする。
鼻腔から吸うと,鼻腔には鼻毛もあり,粘膜もあり,空気の汚れや塵などを吸着してくれるから生理的に適っているように思えるが,修行の上からみると,鼻から吸うと一挙に吸い込みがちである。
口から吸うときは口をすぽめて,意識的に,ゆっくり,静かに,細く,長く吸うことができるという利点がある。
いきみ出しのときは,口を結んで鼻からはく。爆発的にはくときは,口を開いて大半は口からはく。
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「誦句集」は黒表紙の小冊に綴じられ 初版が昭和32年7月15日発行になっています
🔶 天風誦句集」の冒頭に「誓詞」という誦句があります この「誓いの言葉」は天風会員が毎日の心得として最も大切にしている誦句です 朝もこの誦句から始まります
吾は今 力と勇気と信念とをもって甦えり 新しき元気をもって 正しい人間としての本領の発揮と その本分の実践に向わんとするのである
吾はまた 吾が日々の仕事に 溢るる熱誠をもって赴く 吾はまた、欣びと感謝に満たされて進み行かん
一切の希望 一切の目的は 厳粛に正しいものをもって標準として定めよう そして恒に明るく朗かに統一道を実践し ひたむきに人の世のために役だつ 自己を完成することに努力しよう
神韻縹渺たるこの大宇宙の精気の中には 吾等人間の生命エネルギーを力づける活力なるものが 隈なく遍満存在して居る
今私はプラナヤマ法と称する特殊の密法を行い この活力を 五臓六腑は勿論四肢の末端に至るまで 深甚なる感謝をもつて思う存分吸収しよう
私は力だ!力の結晶だ! 何ものにも打克つ力の結晶だ! だから何ものにも負けないのだ!
病にも 運命にも 否 あらゆるすべてのものに打克つ力だ! そうだ! 強い強い力の結晶だ!
吾は今 宇宙霊の中に居る 吾は又 霊智の力と倶に居る そもそも宇宙霊なるものこそは、 物の一切をより良く作り更えることに 常に公平なる態度を採る
そして 人間の正しい心 勇気ある心 明るい心 朗らかな心という 積極的の心持で思考した事柄にのみ その建設的なる全能の力を注ぎかける
然り而して、かくの如くにしてその力を受入れしものこそは またまさしく力そのものになり得るのである 吾は今 宇宙霊の中に居る 吾は又 霊智の力と倶に居る そもそも宇宙霊なるものこそは 万物の一切をより良く作り更えることに 常に公平なる態度を採る
人は万物の霊長として、宇宙霊のもつ無限の力と結び得る 奇しき働きをもつものを、吾が心の奥に保有す。 かるが故に、かりにも真人たらんには、徒らに他に力を求むる 勿れである。
人の心の奥には、潜在勢力という驚くべき絶大なる力が、常に人の一切を建設せんと その潜在意識の中に待ち構えて居るが故に、如何なる場合に於ても 心を虚に気を平にして、一意専心 この力の躍動を促進せざるべからず。
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